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世代も学科も異なる同窓生が交流し情報を交換することは、 極めて稀なこと。 深山会員に期待する

9/29/2024

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第五代校長 篠塚脩

去る10月26日、 第4回関東地区同窓会が東京都千代田区で開催され、 関東在住の深山会員約40名が参集した。
当日は母校の体育大会挙行の日と重なったため、下山会長も学校側からも出席者はなく、 前会長の蓬原(ふつはら)宮崎県県会議員がわざわざ上京され、宮崎県東京事務所から次長、 課長がお見えになった。
このような会合では、顔見知りどうしだけの懇談に陥りがちであるが、 賢明な幹事の計らいにより、開会中3回もテーブルの移動が指示され、 互いに多くの同窓生と接触することができた。
昭和39年の第1回生から 平成2年の第27回生まで、 世代も学科も異なる同窓生が交流し、情報を交換することは、極めて稀なことであり、 大変に有意義であった。
各分野に従事する同窓諸君の健闘ぶりや、希望、悩み、後輩へのアドバイスなどを聞き、 頼もしく思い、今後いっそうの活躍を願う気持ちでいっぱいであった。
バブル経済がはじけたあとの、不況にさらされている企業での苦闘の様子や、 研究成果の喜びなど、さまざまである。
そして底流にある共通の問題は、技術社会に於ける高専卒業生の数の少なさである。
ご承知のとおり、我が国の学校教育制度は、 昭和22年以来6・3・3・4制の 単線型であり、現在もなお、その基本形態は変わってはいない。
学校教育法第1条の学校(小・中・高・大学・高専・盲・聾・養・幼)において、 高専だけが例外的な5カ年一貫の高等教育機関である。
昭和12年の日中戦争から昭和20年の 敗戦まで、8年間の戦争で国力の大半を消耗し、 完膚なきまでに叩きのめされた敗戦の痛手は、容易に回復できるものではなかった。
荒廃した国土を復興し、より経済的な飛躍を図るため、 昭和35年池田内閣によって所得倍増計画が策定され、 高度の工業国家を建設し、付加価値の高い工業製品を海外に輸出する政策がとられた。
産業構造の高度化、科学技術の進歩に対応して、 技術者の量的不足と質的向上が問題となり、 新たに工業教育を主体とする高等専門学校の創設が必要となったのである。
爾来30余年を経たが、 高専卒業生は立派に実践技術者の任務を遂行し、高い評価を得ている。
しかしながら、高専は少人数の技術教育のため、 教育に多大の経費を要することもあって、当初7校あった私立は現在3校に減少し、 国立高専54校は昭和50年以来増設されず、 わずかに公立高専が平成3年に1校新設 されて5校となったのみで、工業社会では少数派である。
工業は科学と技術が相俟って進歩し、発展するものであって、 日本工業の特質は高度の技術力であり、それにより優れた工業製品を生み出し、 世界第二の経済大国にまで発展した。
しかし、現在アジア諸国の追い上げはすさまじく、かつての日本を見るようであり、 現に母校にも留学生が学んでいる。
たゆまざる研鑽は技術者の宿命であり、この事が少数派ではあるが精鋭となり得る。 体系的、系統的な実力を身につけることにより、未経験の分野にあっても、 対応は十分可能である。
都城在住の同窓生は、蓬原県議に続く郷土の政治家として、 明年の都城市議選挙に下山会長を擁立しようとしている。
深山会員の積極的な支援をお願いする次第である。

(みやま5号 1997年,平成9年7月より)
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